ケミカルピーリングのやりすぎは危険?適切な頻度や副作用への対処法は?

ケミカルピーリングは、肌質の改善をしたり様々なお肌のトラブルを対処してくれたりする『お肌のトリートメント』です。しかし、やりすぎてしまうとかえって悪影響が出てしまいます。

そこで今回は、ケミカルピーリングをやりすぎてしまった場合に出るお肌の症状、ケミカルピーリングを行う適切な頻度、ケミカルピーリングをやりすぎてしまった場合の対処法などについて詳しくご紹介します。

ぜひ参考にしてください。

ケミカルピーリングとは


ケミカルピーリングとは、角質をはがれやすくしたり毛穴の中に詰まった老廃物を取り除いたりするお肌のトリートメントです。軽度の炎症反応を起こして皮膚の再生を行う働きを促します。また、お肌の本来の美しさを引き出します。ケミカルピーリングには、水に近い成分であるグリコール酸や乳酸、フルーツ酸、それから皮脂に近い性質をもつサリチル酸などのピーリング薬剤を使うことが一般的です。

ケミカルピーリングでは、『肌質の改善』や『アクネ菌の殺菌』『メラニンの排出』『新陳代謝の促進』『コラーゲンやエラスチンなどを増やす働き』などを促すことが期待できます。その結果、にきびや小じわ、くすみ、過剰皮脂などに効果が期待できると言われています。

ケミカルピーリングをやりすぎた時のお肌の状態

肌にさまざまな効果を生み出すケミカルピーリングですが、やりすぎてしまうと逆に悪影響をもたらしてしまいます。ケミカルピーリングをやりすぎたときのお肌の症状を3つご紹介します。

1. お肌が荒れ、極度の乾燥状態になる

ケミカルピーリングをやりすぎた時に出る症状の1つ目が、極度の乾燥状態になってしまうことです。ケミカルピーリングをやりすぎると、新陳代謝が促進されすぎてしまいます。その結果、本来除去する必要がない水分を保つ層まで薄くしてしまうのです。そして、極度の乾燥状態になってしまいます。

2. 皮膚が炎症を起こしやすくなる状態になる

2つ目は、お肌が炎症を引き起こしやすくなることです。ケミカルピーリングをやりすぎてしまうとターンオーバーが早くなりすぎてしまい、角質層が薄くなりすぎてしまいます。その結果、皮膚が炎症を起こしてしまうリスクが高くなります。

また、バリア機能が低下して紫外線の影響を受けやすくなったり、炎症によって生じた赤みが色素沈着を引き起こしてシミとして残ってしまったりすることが考えられます。

3. ビニール肌を引き起こした状態になる

ケミカルピーリングをやりすぎたときにお肌にでる症状の3つ目は、ビニール肌になってしまうことです。ビニール肌とは、角質をはがし過ぎてしまいビニールのようにテカテカしているお肌のことです。『艶』が出た綺麗な肌にも見えるので、勘違いしてしまうこともあります。しかし、お肌が乾燥を防ごうと過剰な皮脂をつくりだしてしまい、炎症を引き起こしたり皮脂によってニキビができてしまったりする危険な状態です。ビニール肌になると、洗顔後でもテカテカしたり乾燥により化粧水をつけるとヒリヒリしたり化粧ノリが悪くなったり傷跡が治りにくくなったりするようになります。「ケミカルピーリングの効果がでてきた。」と勘違いする方が多いので注意しましょう。

ケミカルピーリングをやりすぎてしまった場合の対処法


続いて、ケミカルピーリングをやりすぎてしまった場合の4つの対処法をご紹介します。

1. 洗顔を優しくおこなうこと

ケミカルピーリングをやりすぎてしまった場合、肌のバリア機能が低下して炎症が起こりやすくなっています。そのため、お肌が刺激に対して敏感になっています。

もしも洗顔を行う場合、こすり過ぎないことが大切です。また、ピーリング効果のある石鹸は使わないようにしましょう。低刺激の石鹸をしっかり泡立て、泡で洗うような感覚で洗顔してください。

やりすぎてあまりにひどい場合は、お風呂に入ってぬるま湯で流すように洗顔し、様子を見ることが大切です。

2. しっかりと保湿すること

角質を除去しすぎてしまっている状態やビニール肌になってしまっている状態のときは、お肌が極度に乾燥しています。そのため、しっかりと保湿をしましょう。

やりすぎて乾燥肌になってしまった場合は、ニキビができやすくなってしまいニキビ跡ができてしまったり、シミができてしまったりする状態になっています。

化粧水をたっぷりふくませたコットンで優しくパッティングしてください。保湿効果のある化粧水がおすすめです。また、それでも乾燥が気になる時には、保湿クリームや保湿オイル、ワセリンを使うことをおすすめします。普段ニキビ肌や脂性肌が気になる方は、抵抗があるかもしれません。しかし、やりすぎの状態はかえってニキビを引き起こしてニキビによってできるニキビ跡ができやすくなってしまいます。

しっかりと保湿ケアを行いましょう。

3. 毛穴パックやお化粧、ピーリングを控えること

ケミカルピーリングをやりすぎてしまった場合、毛穴パックやお化粧、ケミカルピーリングは控えましょう

ケミカルピーリングをやりすぎてしまったお肌は敏感になっています。そのため、毛穴パックやお化粧など刺激になるものは控えましょう。

また、乾燥したお肌やケミカルピーリングして間もないお肌に更にケミカルピーリングをすることは、やりすぎになってしまい、大変危険です。角層をますますはがし過ぎてしまい、ますます乾燥肌になってしまいます。やりすぎは、絶対にやめましょう。

4. 皮膚科を受診すること

どうしてもセルフケアで対処できない場合は、皮膚科を受診しましょう。

お肌のプロである皮膚科の医師は、自分に合った対処法や解決策を提案してくれます。また、やりすぎであまりにひどい場合、お薬や軟膏など状態にあったものを処方してくれます。

また、ケミカルピーリングを行う際にはやりすぎを防ぐために皮膚科で行うことがおすすめです。
自分にあった薬剤を自分にあった濃度に調整してケミカルピーリングを行ってくれますので、不安な方は、美容外科やクリニックを受診しましょう。ケミカルピーリング後のケア方法も伝授してもらえます。

ケミカルピーリングを受けるときの効果的な頻度・間隔は?


ケミカルピーリングは、やりすぎてしまうと大変危険です。ケミカルピーリングは、やりすぎを防ぐために、1週間から2週間に1回の頻度がもっともおすすめです。クリニックで行う場合、医師の監修のもと強めの薬剤をもちいることで、4週間に1回の頻度で効果が期待できることもあります。そのため、セルフピーリングやエステサロンで行う場合は1週間から2週間の頻度、クリニックで行う場合は医師のおすすめする頻度でおこなうことをおすすめします。多忙な方は、その旨を医師に伝えることで最も自分にあった頻度を教えてもらえます。

また、ある程度お肌が慣れてきたら2か月に1回や3か月に1回の頻度でも十分なことが多いです。そのため、お肌の様子を見て頻度の調整することをおすすめします。やりすぎは禁物です。

セルフピーリングとエステサロンと美容皮膚科と一般皮膚科


最近ではケミカルピーリングが身近になり、セルフピーリングやエステサロンのケミカルピーリング、美容皮膚科のケミカルピーリング、一般皮膚科のケミカルピーリングなど選択肢が増えました。では「どれを選べばいいのか?」と感じる方も多いでしょう。おすすめは、美容皮膚科で行うことです。

セルフピーリングのメリットは、安くケミカルピーリングができるということです。しかし「せっかく買ったのに効果がでなかった」「やりすぎてお肌を傷めてしまった」などといった声が多いように、デメリットも多いです。デメリットの多くは、効果が出ないことやお肌を傷めてしまうこと、お肌のダメージが強く結局皮膚科代や保湿代がかかってしまうことなどです。安くできる反面、デメリットが大きいことが特徴としてあげられます。

続いて、エステサロンでのケミカルピーリングについてです。エステサロンには医師がいないため、濃度が薄い薬剤を使うことが多いです。クリニックよりも安くできるサロンも多く、手軽なことがメリットです。しかし、効果がでないこと、医師の監修のもとではないので皮膚の剥離といった点で危険な可能性が高くなることが考えられます。また、エステサロンは継続での契約も多いことが現状です。結果、効果がでないにもかかわらず通い続けるはめになったり、お肌にトラブルが出たにも関わらず「好転反応だから大丈夫」といわれてしまい通い続けたりする方も多いです。そのため、あまりおすすめできません。

最後に、美容皮膚科と一般皮膚科です。どちらも保険適用外の施術になるため費用に関しては同じくらいです。では「どちらがいいの?」と思いますよね。
美容皮膚科では、美容皮膚科分野の知識や技術が高い医師が多く、症例数も多いため、美容皮膚科でのピーリングがおすすめです。美容面で大きな効果が期待できること、数々の実績がありケミカルピーリングに慣れていること、接遇やプライバシー配慮に特に力を入れていることが理由としてあげられます。長く通うことを考えると、美容に特化したクリニックの方が高い満足度を得られるのではないでしょうか。

クリニックの選び方

続いて、クリニックの選び方についてです。
クリニックを選ぶときには、必ずいくつかのクリニックでカウンセリングを受けましょう
ケミカルピーリングは、長く通うことが前提になります。
そのため、クリニックの通いやすさやクリニックの雰囲気も重要です。そして、効果に関してのリサーチも大切です。担当する医師の症例数や口コミ、評判、勤続年数、皮膚の治療に関する実績、学会の発表などを事前にリサーチすることを心がけましょう。

また、当日は、医師のカウンセリングがあるかどうか、カウンセラーのカウンセリングがメインになっていないか、はじめから数回のコースをごり押ししてくるようなクリニックではないか、パッチテストをしっかり行い自分の体質を確認してくれるクリニックかどうか、使用する薬剤や薬剤の濃度、イオン導入の有無になどについて詳しい説明があるかどうか、混雑している人気のクリニックかどうかなどをしっかりチェックしてください。

チェックポイントをあらかじめ用意して複数のクリニックを比較することをおすすめします。自分にあったクリニック探しをしてくださいね。

まずはカウンセリングを!

エステサロンや美容皮膚科、一般皮膚科でケミカルピーリングを行う場合、まずはカウンセリングを念入りにしてもらいましょう。カウンセリングでは、医師や看護師、スタッフが一丸となってお悩みに対する解決策や対処法を考えてくれます。自分にあった満足度の高いピーリングを受けられるよう、カウンセリングはしっかりと受けてくださいね。

ケミカルピーリングで今よりもっと綺麗なお肌を手に入れましょう。