ヒアルロン酸注射は、メスを使わず気軽に受けられるプチ整形として人気です。
施術直後から効果を感じることができて、腫れもほぼありません。
メスを使わないと言っても、整形は整形。痛いかどうかって、気になりますよね。
「予防接種も採血も嫌い…」という方には、特に気になるかと思います。
この記事では、ヒアルロン酸注射の痛みについて解説します。
施術前にどんな痛みを感じるのか知っておけば、心構えができてリラックスして施術を受けられます。
施術後の顔を思い浮かべて、ワクワクした気持ちでヒアルロン酸注射を受けられるようにしましょう!
目次
ヒアルロン酸注射とはどんな施術?
ヒアルロン酸注射は、ヒアルロン酸を皮膚下に注射してお悩みを解決します。
その名のとおり注射するだけなので、施術は10分程度で終了し、傷跡は針穴だけですぐに治ります。
腫れや内出血もほとんどなく、生じた場合もメイクでカバーできる程度です。
ヒアルロン酸はもともと体内にある物質なので、アレルギーのリスクが非常に低く、安心して注射を受けることができます。
カウンセリング当日に施術が可能なクリニックがほとんどです!
万が一の時は溶解注射で溶かすこともできるので、修正が簡単にできることでも人気の施術です。
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ヒアルロン酸注射は痛い?
ヒアルロン酸注射では、少し痛いと感じる人が多いです。
針が入る時に「チクっとする感覚」があり、ヒアルロン酸を注入されているときは「何か物が入ってきている感覚」があります。
注入が完了した後にも、数日程度鈍い痛みを感じることがあります。
顔への注射は少し痛い!
予防接種や採血などで、腕に注射針を刺された経験はありますよね。
でも美容整形は、顔に注射をすることがほとんどです。
顔への注射は、腕への注射に比べると痛いと感じやすいです。
自分の爪で、二の腕と顔をつついたりつねったりして、比べてみてください。
顔の方が痛いと感じたり、痛いというほどはなくても刺激を感じやすいと思います。
顔の方が腕よりも皮膚が薄いので、単純に痛いと感じやすくなります。
顔の中でも、部位ごとに皮膚の厚さが違うので、痛みの程度も違ってきます。
特に目の下の皮膚は薄いので、涙袋形成や目尻のシワ対策のヒアルロン酸注入は、「思ったより痛かった」と感じる方が多いです。
「予防接種などの注射では何ともなかった」と思っている方も、顔への注射は少し痛いと感じる場合があります。
注入されているときも痛い!
インフルエンザの予防接種をすると、液が入っていく瞬間に痛いと感じることがありますよね。
ヒアルロン酸注射も同じように、注入時に痛いと感じます。
ヒアルロン酸は、柔らかいゲル状の物質です。
予防接種のワクチンのような、サラサラの液体が入ってくる時に比べると、ヒアルロン酸注射では「物が入ってきている時の不快感」を感じやすくなります。
顔は腕のように自分の目で直接見ることができないので、ヒアルロン酸が入ってくるときの心構えがしづらくなります。
心構えができないので、余計に痛みや不快感を感じやすくなります。
痛みを和らげるための対策
サムネイル:https://www.photo-ac.com/main/detail/2856265
ヒアルロン酸注射では、痛みを感じにくい針を使用したり、痛み止めとして麻酔を使ったりして、痛みを和らげる対策をしています。
クリニックごとに、標準プランに含まれるもの、オプションで選択できるものが異なります。
カウンセリング時に説明があるので、しっかりと確認しておきましょう!
極細の針を使う
ヒアルロン酸注射では、予防接種の注射などで使われる針よりもかなり細い針を使います。
つまようじと比べても、とても細い針を使っています。
針が細いことで痛いと感じにくくなりますし、傷跡も目立ちにくくなります。
マイクロカニューレを使う
普通の針よりも先が丸い「マイクロカニューレ」という針を選ぶと、痛みを軽減することができます。
針先が丸いことで、針を挿入する時のチクっとした痛みが減ります。
マイクロカニューレを使うと、内出血を減らすこともできるので、術直後の仕上がりも綺麗です。
マイクロカニューレは別料金のクリニックが多いので、事前に確認をしておきましょう。
事前に冷やしておく
ヒアルロン酸注射は、注射を行う部位にもよりますが、冷やすだけでも痛みに耐えられる方が多いです。
標準プランでは、麻酔をせず事前に冷やすのみのクリニックもあります。
ヒアルロン酸注射では、「できれば麻酔は避けたい」と考えているクリニックが多いです。
歯の治療をした時に、麻酔の影響で歯茎が何日か腫れた経験はありませんか?
他の部位でも同じように、麻酔の影響で少しですが腫れることがあります。
麻酔の影響を受けておらず、腫れていない顔の方が、仕上がりをイメージしやすくなります。
痛み止めの薬を飲む
「痛み止めの飲み薬」を事前に飲むことで、手術時の痛みを軽減します。
痛み止めの薬を飲んでから、注射前のマーキングなどの準備を行い、薬が効いてきてから施術に入ります。
テープ状やクリーム状の麻酔を使う
点滴の際などに使われるテープ状やクリーム状の麻酔を使って、痛みを軽減させます。
注射での麻酔よりも気軽に使うことができます。
麻酔入りのヒアルロン酸を使う
ヒアルロン酸注射の薬剤の中に、初めからヒアルロン酸が入っているものがあります。
鼻や顎の整形で使われる「クレヴィエル」というヒアルロン酸には、リドカインという麻酔が初めから入っています。
針を刺すときの痛みはそのままですが、ヒアルロン酸を注入するときの痛みが軽減されます。
ヒアルロン酸は、部位やお悩み別に適したものをすすめられるので、必ず麻酔入りのものを選べるとは限りません。
気になる場合は、麻酔入りのものを選べるかどうか聞いてみましょう。
オプションの麻酔を追加する
オプションにはなりますが、笑気麻酔や注射での局所麻酔を受けることができます。
二重整形など、ヒアルロン酸注入より痛い施術を受ける際には、局所麻酔が標準プランの中に組み込まれていることが多いです。
ヒアルロン酸注入はメスを使う整形に比べると痛くないので、標準プランの中に局所麻酔は含まれていません。
痛みに敏感だと思っている方は、カウンセリング時に相談してみましょう。
不安を和らげるために
サムネイル:https://www.photo-ac.com/main/detail/449839
クリニックで行ってもらう対策に加えて、「自分でできる対策」もしておくと、安心して施術を受けることができます!
事前に痛みについて調べる
初めてヒアルロン酸注入を受ける場合でも、事前にネットなどで調べてたくさん知っておくことはできます。
注射時の痛みや感触を言葉として知っておくだけでも、心構えができます。
何の心構えもないまま、「ゲル状の物質が入ってくる不快感」があると、びっくりして思わず顔がゆがんでしまいますよね。
事前に「ヒアルロン酸が注入される瞬間は不快感がある」と知っておけば、実際に注入されている間もそれほどびっくりしなくなるので、顔をゆがめることもありません。
整形の体験談を紹介するYouTubeやブログを調べてみると、実体験が紹介されています。
「針が目に近づくとさすがに怖くなった」「目の下への注射はマジで痛い」など、リアルな声が聞けますよ。
看護師さんやカウンセラーさんにたくさん話を聞く
ヒアルロン酸のプチ整形でも、「整形したよ」と周りに公表している人はあまりいません。
実体験を直接聞いて、直接質問できる機会は、あまりないのが実情です。
クリニックの看護師さんやカウンセラーさんの中には、ヒアルロン酸注射の経験者も多くいらっしゃいます。
クリニックにお勤めの方は、ご自身の整形を公表されている方がほとんどなので、実体験を聞きやすいです。
直接質問したり、注入した箇所を触らせてもらったりすることもできます!
ドクターだけでなく、看護師さんやカウンセラーさんにもお話を聞いて、不安を減らしておきましょう。
手で何かを握る
痛いと思った時に何かを握るようにしておくと、顔に力が入りにくくなり、注射への影響が出にくくなります。
痛いと思った時に握るためのボールを貸し出してくれるクリニックもありますし、「痛い時には手を握ってくださいね」と看護師さんが言ってくださる場合もあります。
何もない場合は、自分の手で握りこぶしを作るだけでも、効果がありますよ。
施術時の注意点
サムネイル:https://www.photo-ac.com/main/detail/2845304
いろいろ調べているうちに「痛いなら麻酔した方がいいよね?」とか、「麻酔で腫れると仕上がりに影響しない?」など、様々なことを悩みますよね。
麻酔で腫れることを防ぐのも大事ですが、麻酔をせず痛みを我慢しすぎるのも仕上がりに影響します。
「結局どうすればいいかわからない!」とお悩みのあなたに、施術時に注意することを紹介します。
ご自身が痛みに強いか弱いか思い出す
予防接種、採血、歯の治療、ピアスの穴あけなど、針を刺された経験ってありますよね。
「痛みを怖がりすぎて看護師さんに押さえつけられた」という方もいれば、「痛いのが逆に快感だった」という方もいると思います。
これまでの経験を思い出して、まずはご自身が痛みに強い方なのか弱い方なのか、考えてみましょう。
ここでご自身の痛みについて考えて、カウンセリング時に「痛みに敏感で採血も苦手」など具体的な話をする準備をしておきます。
カウンセリング時にたくさん確認する
カウンセリング時にたくさん質問をして、気になることを確認してみましょう。
痛みに強い方か弱い方か伝えると、ご自身に合った痛みを抑える方法を提案してもらえますよ。
こんなことを確認しましょう!
疑問点を全て解決しておく
施術への不安があったり、怖かったりすると、施術中に顔を動かしたり顔をゆがめたりしてしまいます。
顔を動かしてしまうと、注射する位置がずれてしまい、思い通りの仕上がりにならない可能性があります。
カウンセリングでしっかりお話を聞いて、疑問点を全て解決しておきましょう。
「このクリニックで、この先生にお願いすれば大丈夫!」と心から思ってから、施術をお願いしましょう。
迷ったときは麻酔をお願いする
痛みを我慢しすぎて歯を食いしばったり、顔をゆがめたりしてしまうときは、「普段の顔」とは大きく違います。
普段の顔とは違う顔をしてしまうと、仕上がりにも少し影響が出てしまいます。
また、思わず「痛っ!」と声が出てしまうような時も、反射的に少し動いてしまいます。
動いてしまうことも、仕上がりへ影響が出ます。
痛みを無理に我慢することは、仕上がりへ影響します。
「自分は痛みに敏感な方だ」と思っている方は、無理をせずオプションの麻酔を追加しましょう。