ヒアルロン酸注射はほうれい線に効果的?失敗しないための注意点を紹介

ヒアルロン酸注射は、メスを使わず気軽に受けられるプチ整形として人気です。
施術直後から効果を感じることができて、腫れもほぼありません。

メスを使わないと言っても、整形は整形。失敗したらどうしよう、と不安になる方もいらっしゃるのではないでしょうか
そんなあなたのために!
ヒアルロン酸注射はほうれい線に効果的なのか、失敗しないための注意点を紹介します♪

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そもそもヒアルロン酸って?

ヒアルロン酸とは

ヒアルロン酸とは、科学的に表すとN-アセチルグルコサミンとグルクロン酸とによって構成された高分子の物質です。
元々は牛の眼球のなかに詰まっている硝子体の成分として発見された、透明なジェル状の物質です。
ヒトや脊椎動物の生体内に広く分布しており、皮膚、軟骨や関節、眼球、脳では重要な役割を果たしています。
その最大の特徴は、その保水性。ヒアルロン酸1グラム当たり、なんと約6リットルの水を保持することができるのです。
特にヒトの体内では、ヒアルロン酸の半分が皮膚に存在しており、その高い保水力によって乾燥を防ぎ、細胞組織を保護しています
また、水分を保持することによって粘性を持ち、関節の摩耗をなくします。関節の軟骨では、ほかの物質と結合し、軟骨の機能維持に非常に重要な役割を果たしています。
皮膚中のヒアルロン酸やコラーゲンは紫外線によって損傷するとされ、75歳の人間の皮膚のヒアルロン酸は19歳の人間のおよそ4分の1の量にまで減少します。
更に、老化によって表皮からもヒアルロン酸が減少していきます。真皮ではまだヒアルロン酸は残っているものの、このことによって、加齢による皮膚の水分低下、弾力性の低下や萎縮が引き起こされるのです。

ヒアルロン酸の利用

ヒアルロン酸は、皆さんにとってもとても身近な物質と言えます。
ヒアルロン酸の用途としては以下のようなものがあります。

①化粧品

皆さんがご存知の通り化粧品などに保湿成分として添加されており、皮膚表面での保湿作用があります。
ヒアルロン酸入りの化粧水やオールインワンジェル、最近では日焼け止めクリームなどにも含まれているようですね。

②健康食品・サプリメント

ヒアルロン酸は健康食品などに含まれ、主に肌の調子を整える効果がうたわれたサプリメントなどに多く含まれています。
他にも、膝の違和感や関節痛に対する機能性表示がなされるものが多いです。

③整形外科

また、医療の分野においてもヒアルロン酸は使用されており、整形外科分野では膝の軟骨が加齢により摩耗してきて、痛みを伴ったり、スムーズに動かなくなる症状に対して処方されます。
その場合、少し太めの注射針で直接関節内に注入されています。

④美容医療

美容医療分野では、美容皮膚科で主に使われており、しわを改善する効果を期待されたものとなっています。
以前は、ヒアルロン注射はその粘性により使用する針が太いため痛みを伴う注射がほとんどであったために皮膚への投与は難しかったのですが、ヒアルロン酸細い注射針(マイクロニードル)の形状へと加工することで、痛みを感じることなく皮膚に投与できるようになりました。
実際、韓国人女性を対象とした研究によると、週に2回、溶解型マイクロニードルのヒアルロン酸をあてることで8週間後には目尻のシワを改善しており、皮膚への刺激や痛みも生じていなかったそうです。
ヒアルロン酸は体内にもともとある物質で安全である反面、体内に注入されたものは分解・吸収されてしまうため時間とともになくなってしまいます。持続効果は使用した薬剤の種類によりますが、数か月~2年程度です。

ヒアルロン酸注射とは?


ヒアルロン酸注射とは、その名の通りヒアルロン酸を人工的に体内に注入する治療です。
先ほど述べたヒアルロン酸の用途の③、④にあたります。
ここでは特に、④の美容医療、美容皮膚科での分野での使用について詳しく紹介していきます。

ヒアルロン酸注射のメリット

上で述べた通り、ヒアルロン酸は様々な分野で使われていることが分かりました。
さて、ヒアルロン酸注射にはいったいどんなメリットがあるのでしょうか?

(1)安全性

実は、美容皮膚科ではしわの治療に対して、以前はヒアルロン酸注射ではなくコラーゲン注射が使用されていました。
コラーゲンも元々人間の体の中に存在するものですから、副作用は無いように感じられます。
しかし、コラーゲンとヒアルロン酸にはある大きな違いがあるのです。
それはズバリ、タンパク質の有無です。
タンパク質は三大栄養素といわれるくらい人間が生きていくために必須の栄養なんですが、実はアレルギーを引き起こしてしまう原因物質でもあるのです。
コラーゲンを構成する成分はタンパク質です。そのため、シワ治療でコラーゲンを使用する場合は事前にテスト注射をして、アレルギー反応の出現しないかそうかを確認しなければなりませんでした。
一方でヒアルロン酸は、タンパク質で構成されているのではなく、アセチルグルコサミンとグルクロン酸という物質から構成されているので、アレルギーを引き起こすことはないのです。

(2)痛みの少なさ

ヒアルロン酸は高分子(分子の大きさが大きいということ)であり、粘稠性が高いです。そのため細い注射針だと、注入が非常に難しいです。
しかし最近では注射針に合わせヒアルロン酸を様々に加工し、細い針でも注入できる薬剤が開発されています。
注射の際は、やはり針を刺すときに起こるチクッとした痛みと、注入中は押されるような感覚、何かが入ってくるような感覚はあります。
そのような感覚が苦手な方のために、クリニックによっては、貼る麻酔薬や塗る麻酔薬を使用するなど工夫をこらし、痛みを伴わないようにしています。

(3)手軽さ

コラーゲンのように副作用を引き起こす可能性があるものは、検査をするために治療に数日を要していました。しかし、ヒアルロン酸は先ほど述べたように副作用がありません。
したがってすぐに治療を開始することができるのです。
また、メスを入れることもありません。注射針も細いため、注射の痕も目立ちにくく、施術後にメイクをすることも可能です。シャワー、入浴や運動も問題なくできます。

ヒアルロン酸注射の種類

ヒアルロン酸注射は、粘調性のあるヒアルロン酸をシワに沿って注入ことで、肌に刻まれたシワを目立ちにくくする治療です。
ヒアルロン酸注射は以下の部位に主に処方されます。

シワ・小ジワ

目元の小ジワや口元のほうれい線への処方です。
加齢ともに現れるシワを目立たなくするよう、シワに沿ってヒアルロン酸を注入し、ふっくらした目元や口元にすることができます。

クマ

目の下がくぼんでしまったことで影ができ、目の下に大きなクマが現れることがあります。
この場合ならば、ヒアルロン酸注射をすることで目元のハリが復活し、クマを目立たなくすることができます。

ぽってりとした厚みのある唇は、女性らしい印象を与えます。口元が印象的になると笑顔もより魅力的になりそうですね。

鼻・あご

ヒアルロン酸注射によって鼻のつけ根の高さを変えたり、鼻先やあご先をシャープにしたりと各部位の形を整えることもできます。

ほうれい線治療におけるヒアルロン酸注射

ほうれい線とは

ほうれい線は、鼻の脇から唇の端にできるシワで、医学用語では「鼻唇溝」と言います。
シワには、小ジワ、中ジワ、表情ジワ、陥凹(かんおう)ジワ、垂れジワなど、様々な種類があります。
ほうれい線は陥凹ジワの一種です。陥凹ジワは小ジワや中ジワなどに比べて、深いくぼみがあるのが特徴です。
ほうれい線は、頬の皮膚がたるむことによって目立つようになります。
頬は顔の中でも皮下脂肪の多い部分で、重力によって落ちていきます。また、顔には表情を作る筋肉が多く存在し、じん帯がそれを支えています。
若いときは靭帯には弾力があるため、しっかりと顔の筋肉を支えることができますが、加齢とともに弾力は弱まり、支えることができなくなってしまいます。
こうしてほうれい線は年齢とともに目立ってくるのです。

ほうれい線のでき方

ほうれい線が刻まれるステップ
(1)真皮のコラーゲンの劣化
(2)表情筋の委縮
(3)脂肪組織の劣化

(1)真皮のコラーゲンの劣化

皮膚は私たちの目に見える表面から順に、表皮、真皮、皮下組織に分けられます。
表皮の真下にある真皮にコラーゲンが存在するのですが、これは年を取るにつれて減少してきていきます。他にも、紫外線の影響や乾燥などで劣化することもあります。
真皮層では、コラーゲンとエラスチンという物質が網目状のように張り巡らされており、この結果弾性や伸縮性のある肌が生れます。
したがって、コラーゲンやエラスチンが減少していくとこの網が緩んでしまい、それが肌のたるみにつながってしまいます。

(2)表情筋の委縮

真皮の下にある「表情筋」の委縮もほおのたるみを引き起こします。
「表情筋」はその名の通り人の表情を作る際に動く筋肉です。
表情筋は、その人のくせによってよく使われる筋肉があったり、あまり使われない筋肉があったりします。そういった癖によってシワができることもありますす。
あまり使われない表情筋が衰えることによってたるみが発生し、ほうれい線につながります。

特に、ほうれい線と密接にかかわっている表情筋の中で口輪筋(こうりんきん)というものがあります。
この筋肉は口の周囲に付着していて、主に口を閉じたり、口を前に出して尖らせたりという役割を果たしていますが、柔らかいものばかり食べていたり、同じような表情ばかりしているとこの筋肉が衰え、ほうれい線が目立ちやすくなります。

(3)脂肪組織の劣化

急激に太ったり、ダイエットによって急激に痩せたりなどを繰り返すほど、シワやたるみが多くなります。

他にも、こんな要因でほうれい線が目立つこともあります。

・うつむきがちの姿勢

姿勢によって、ほうれい線の目立ち方の違いがあります。
例えば、スマホを見るときに、多くの人はうつむきがちになります。

・片方ばかり向いて寝る

片側の頬に枕をつけて寝ていると、重力などでほうれい線が深くなっていきます。

その他にも、片側の口端でものを食べる、頬杖をつく、などの何気ない行為も一つの原因になります。
また、頬のたるみではなく、太っていることで頬の脂肪が多くなって盛り上がってしまい、ほうれい線が目立つこともあります。

ほうれい線改善のためのヒアルロン酸注射

実は、ヒアルロン酸注射で一番治療がし易く効果が出やすいのがほうれい線なのです。
ただし、施術の際はドクターは慎重にほうれい線のできている要因や適切な薬剤の種類、注射を打つ場所を見極めなくてはいけません。
そうしなければ、大きな失敗につながってしまうからです。
かつて、「ほうれい線治療のためのヒアルロン酸注射で鼻が壊死した」という事件がありました。
顔の血管は複雑な走行をしており、特にほうれい線の下にある動脈は、小鼻に栄養を行き渡らせる役割を担っています。
ほうれい線にヒアルロン酸注射をする際、最も注意をしなければならないこと、それはこの動脈のある場所、小鼻のすぐ横にヒアルロン酸を注入しない、ということなのです。
この血管にヒアルロン酸を注入してしまうと、ヒアルロン酸が詰まって血液の流れをせき止めてしまうことになります。その結果、末端の皮膚に血液が届かなくなり、鼻が壊死してしまいました。
このような事態は施術を担当したドクターの腕の未熟さ、知識不足から起こります。

施術を受けた後の注意点

ほうれい線へのヒアルロン酸注射の施術自体は5分程度で終了します。
ごく稀に針を刺した場所で内出血が起こる場合もありますが、見た目は問題なく人前に出ることができる、あるいはメイクで隠せる程度です。
内出血の症状は、2週間ほどたつと、完全に消えていきます。
ヒアルロン酸の薬剤の種類によって異なるものの、効果は数か月~2年程度持続します。
ただし、腫れがひくまで(注射後2~3日)は、むくみがでやすくなるので、アルコールなどは控えましょう。

ほうれい線改善で、見た目も心も若々しくなりたいものですね。

まとめ

品川美容外科
この記事では、ヒアルロン酸注射はほうれい線に効果的か?失敗しないための注意点を紹介しました!

ヒアルロン酸注射の施術を受ける前に注意点や効果について知っておくことで、安心してヒアルロン酸注射を受けられますね。

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